好きなものが身を助けることを病気から学ぶ

好きな業界の仕事に就けたものの、時間が不規則で多忙を極める業種であったこと、そして人間関係のストレスなどが原因である日、私は倒れました。

とにかく病院へ行き、泣きながら症状を訴えると、精神科の先生の診断は「パニック障害」でした。

我慢してきたものがコップから溢れて手が付けられないような感覚がしました。でももう、働ける状況ではありませんでした。

とはいえ、働けなくなったらこれから先の暮らしはどうなってしまうんだろう...そんな不安も同時に湧いてきました。

上司や総務部に相談したところ、幸い傷病手当が受けられるとの事で、期間は限られているもののひとまず治療に専念できるとほっとしました。

それから誰にも会いたくなく、外出するのも恐怖な毎日を過ごしました。更にうつ病も併発し、このどん底の状態が良くなる日なんて全く想像できないほどのうつろな状態でした。

思い返してもあまり当時の記憶がありません。一生働けないのではないかと思いましたが、日に日に傷病手当の終了日は近づいてきます。傷病手当の終了日のカウントダウンが見えてきた頃、仕事を探しました。

頑張ってたくさん求人に応募し、面接しましたがたくさん落ちました。生活のたしに持っていた雑誌や本、CDなどかきあつめて売りました。

日銭程度の売り上げにはなり、多少ですが好きな本や音楽がこのように身を助けてくれることもあるのだと感じました。

でもやはりこんな自転車操業ではダメだ...仕事をしなければ明日の薬もごはんも買えない。恐怖との戦いでしたが、数十社のアルバイト求人に根気よく応募しなんとか、仕事が決まりました。

勤務し出せば愚痴もたくさん出てきます。でもこの経験で、病気よりは職場の愚痴を言いながらでも働けるほうがマシだと考えるようになりました。

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